床の防音リフォームの種類
防音リフォームを行う場合、工事内容によって手順や方法が異なります。どの程度の工事を望むのか、家族で話し合って依頼することが重要です。
最も手軽に行えるやり方となるのは床に遮音マットを敷き、その上に防音カーペットを敷く方法となります。工事をできるだけ行わず、手軽に防音できる方法です。賃貸の集合住宅で改築できない場合に利用すると便利といえます。
ホームセンターやネットショップで遮音マット・防音カーペットを購入して家族でDIYをすると出来上がるため、工務店などに依頼する必要はありません。
本格的に工事をする場合の方法は複数あり、最も手軽なのは床材を重ね張りする方法です。既存の床の上に防音性の高い床材を重ねて張るため、工期が短くて安く工事できるといいます。6畳で20万円前後かかること、床材の分高さが増すため室内に段差ができてしまうことを理解して依頼してください。
重ね張りが嫌な場合は床材の張替えを行うこともあります。防音性は高まりますが、工期や費用が重ね張りよりもかかるのが特徴です。
床材の下に防音性のある断熱材などを入れる方法もあります。音を吸収する効果だけではなく、断熱性も高くなるため工事をすると寒暖の差を感じずに済む可能性が高いです。床をはがして断熱材を敷き、再び床を張るため時間と費用がかかります。40万円から80万円前後です。
床をはがして遮音マットを敷き、その上から仕上げ材を張り付ける方法もあります。手軽に工事を行えますが、防音性は断熱材よりも低いといえます。
工事の種類は多数存在しているため予算や工期などを確認し、最適な工事を依頼することが後悔しない床リフォームとなるポイントなので参考にしてください。