海辺地域のリフォームは金属ではなく樹脂素材を使って塩害を防ぎましょう
リフォームする際には、立地環境に合う建材を使うことが重要です。海辺に建つ家や別荘は、気を付けなければいけないのが塩害です。海からくる潮風にはかなりの塩分が含まれています。直接海水が建物に当たるわけではなくとも、潮風による影響は多かれ少なかれあるでしょう。
塩害のために見られるトラブルとして多いのが、金属系の建材の錆びです。塩分は金属の酸化を促す特徴があるのです。しかしながら金属は玄関サッシやベランダの骨組みなど多くの箇所に使われやすいと言えます。
そのため、海辺の住人は建物のさまざまな箇所の錆びに嘆くことになるのです。そのほかにも塗膜の劣化が進むなどの問題も生じます。
これらを防ぐためには、リフォームの際の素材選びが大切になってきます。金属系の素材はできるだけ使わないことが、建物を長持ちさせるポイントです。海辺のリフォームにふさわしい素材は、樹脂です。
近年、海辺の地域において樹脂製サイディングが注目されています。塗装をし直す際に樹脂製のサイディング壁を使用すると、錆びることがありません。金属系塗料で塗装をやり直しても、またしばらくすると塗膜は劣化して外壁トラブルの発生を繰り返してしまうでしょう。
樹脂製サイディングを施せば、長期にわたり塩害を防ぎ建物を潮風から守ることができるのです。
しかしながら樹脂製サイディング材は、海外ではメジャーになりつつあるもののまだまだ国内への普及が少ないのが現実です。そのうえ施工できる業者も限られています。北米では主流の外壁材なので、今後少しずつ国内にも浸透してくるはずです。
海辺地域に住む人は、リフォームの際に樹脂製サイディングが可能な業者を探してみましょう。