テラスを劣化しにくいレジンウッドのデッキにリフォームするメリットと注意点
最近では、戸建住宅のリフォームの際にテラスを設ける方が増えています。テラスがあると、家に居ながらアウトドア体験ができるほか、室内が広く見え、開放感を味わうことができます。
デッキの素材は天然の木が一般的でしたが、近年では、プラスチックと木材を合成させたレジンウッドが多く用いられるようになっています。
レジンウッドの利点の一つは、劣化しにくいことです。天然木のみのデッキの場合、経年化によりささくれが生じたり、使用環境によってシロアリ被害やカビが発生する場合があります。
家の敷地内で安全に子供を遊ばせたいと願う方がテラスの設置を希望されることも多く、劣化によるささくれでけがをしたり、健康被害が出たりすると本末転倒です。その点、レジンウッドはメンテナンスがほとんどいらず、耐久性が優れている点がメリットと言えるでしょう。
レジンウッドの別の利点は、品質にばらつきがなく、色合いの統一感を出せることです。近年は、各メーカーがしのぎを削ってレジンウッドの開発を進めており、天然木と見間違うほどの精巧なウッドデッキを提供するようになっています。
メリットが多いレジンウッドですが、いくつか注意点もあります。まずは、強い日差しが当たる場所に設置すると、熱が逃げにくいため、やけどをする恐れがあります。また、天然木と違い、耐水性が優れているので雨などの水分が残り、滑りやすくなります。
特に小さいお子さんや年齢の高い方がいるお宅では、こまめに水分をふき取ることが必要かもしれません。また、レジンウッドは、中が空洞になっているものが多く、天然木に比べて強度が下がります。フェンスの取付ができないケースがあるほか、重いものを置かないようにする必要があります。